友だちの輪 イン トーキョー

こないだ高円寺に久しぶりに、たぶん10年ぶりくらいに行ったけどやっぱこの町のことあまり好きじゃないなーって思いながら帰ってきた。だいたい中央線ってやつはよー…そんな感じで、最近は特に心動かすこともなくて、加齢臭を香水で誤魔化す日々、人生置きに行ってる感がすごくて書くこともあまりないんだけど、ちょっとだけ気になることがあったのでメモしておく。

最近知り合った少年(25)と飲みに行ったらそいつのお友達(26)も来て、みんなでおうちにピザの窯あるとかサワー酵母を使ったパンの焼き方はとかニョッキづくりの楽しみとか差しさわりのない炭水化物の話ばっかしてた。でも、なんかの拍子に「少年の友だちがアメリカ東海岸で起こったテロの犯人だった」て話になったわけ。酒が回ってたとはいえなんで少年がそんな話を場にブッこんだのかわかんないんだけど、それでどういう関係だったのかとか警察来て取り調べがあって大変だったねとかアメリカで逮捕されそうになった時の話とか給付型奨学金がどうのこうのってまた差しさわりなくなってきたところで、お友達が「俺もさー」とか言い出した。お友達は話が長いんだけど、短くすると、お友達の友だちがISISに入って自爆テロ起こしたって話。ムスリムに生まれたわけでもないのになぜとか、ヨーロッパでアラブ系の外見で生きる難しさとか、大学の制度とか。深入りできる仲でもないのでまたバーベキューの計画の話に戻ったけどさ。

この感覚ってなんだろーね。「友だちの友だちがテロリスト」てゆうのは日本にいてもあり得る話だと思ってたの。でも、いざ一同に会すると思ってた以上に世界は狭い。それだけなんだけどね。行けば行くほど、東京に閉じていく気がしてる。少し怖い。